すもう大会

2015年4月17日 新渡戸文化小学校の「すもう大会」とは?

新渡戸文化小学校のすもう大会は、厳寒のこの時期に寒さを吹き飛ばすスポーツとして相撲を取り入れ始められた毎年の恒例行事です。今年で34回目となります。「新渡戸文化場所」と呼ばれ、多くの保護者の方々も観戦に訪れる冬の時期の目玉の行事となっています。
年が明けて、布でできた俵が付いた特製の相撲マットの土俵が初めて小体育室に敷かれると、子どもたちは待ちかねたと言わんばかりに休み時間相撲の練習に精を出します。
     
育まれる縦のつながり
体育の授業では同じクラスの子と練習し、休み時間は異なる学年の子同士でも取り組みます。下の学年の子と取り組むときには上級の子が加減をしながら、時には低学年の子に勝つ喜びを味合わせてあげたりする姿も見られます。普段から“縦割り生活班”で活動し、異なる学年の子のこともよく知っているので、縦のつながりの中でも上手に取り組みをしています。新渡戸文化小学校ならではの光景と言えるかもしれません。
     
礼にはじまり、礼に終わる
同時にルールを守り、安全に相撲をとることも体育の授業の中で丁寧に学んでいきます。また相撲は「礼にはじまり、礼に終わる」と言われるように、礼儀が重んじられます。体育の授業でも取り組んだ後には必ずお互いの健闘をたたえる意味でも丁寧に礼をするように指導しています。
     
対戦方法
低学年は、軽・中・重量級の3階級に分かれ、赤(あかね部屋)・青(じょんのび部屋)・黄(丸沼部屋)・緑(鳥羽部屋)4組の対抗戦となっています。各組から同じ階級の者が1名ずつ出場し4名でリーグ戦を行います。3勝すれば決勝戦(トーナメント)出場の切符を手にします。
高学年は、男女別で軽・重量級の2階級に分かれています。予選会は女子は低学年と同じやり方で行い、男子はリーグ戦で2勝以上した子が決勝戦に出場できます。
また、予選会の時から1人1人の1勝が自分の属する赤・青・黄・緑の組(部屋)の1点に加算され、団体戦としても競い合います。惜しくも決勝戦に出られなくても自分の1勝でチームに貢献できるので、子どもたちは勝利に対してひたむきに向かっていけます。
     
つながる伝統
実際の取り組みでは、学年の枠を飛び越えて、まだまだ小さい4年生の力士が中学生のように体が大きい6年生と当たる取り組みもありますが、4年生は臆することなく果敢に6年生に向かっていきます。
勇気を持ってそのように振舞えるのは、日々積んできた練習に加えて、自宅で家族みんなで作戦を立ててきたり、担任の先生から勝利のためのアドバイスをもらったりと、予選会や決勝戦に至るまでの影に、子どもたちの勝ちたいと思う強い気持ちや隠れた努力があるからこそかもしれません。
勝った子どもたちと同じくらい、負けた子どもたちの力いっぱいの悔しがり方や流れる涙にも、全力を尽くした輝きが光っています。高学年のお兄さんお姉さんたちが本気で流す涙や力いっぱいの勝利の姿を、下の学年の子たちは間近に見て肌で感じます。そのようにして新渡戸文化小学校の「すもう大会」の伝統が次の学年の子どもたちにつながっていきます。

新渡戸文化小学校の「すもう大会」とは?1

新渡戸文化小学校の「すもう大会」とは?2

新渡戸文化小学校の「すもう大会」とは?3

2015年2月20日                                          [心の教育] 次世代へ勝負のタスキをつなぐ・・・すもう大会 新渡戸文化場所決勝 記念撮影

新渡戸文化小学校の『すもう大会』決勝戦。
行司役の校長先生・副校長先生が着ている「行司装束」や勝者が付ける化粧回しは、本校教員の大場先生の手作りです。
各階級ごとの勝者が並んで記念撮影です。みんなから賞賛の拍手を受けました。
優勝できなかった子の中には悔しくて涙が止まらない子の姿も何人も見受けられました。
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  ~いろいろな試練に出会うときは この上ない喜びと思いなさい(ヤコブの手紙 第1章2節より)~
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この言葉をバネに来年もさらに強くなって、熱い取り組みにぜひつなげてほしいです。
こうして、新渡戸文化小学校のすもうの伝統が次の世代の子どもたちにつながって行きます。

                                         [心の教育] 次世代へ勝負のタスキをつなぐ・・・すもう大会 新渡戸文化場所決勝 記念撮影1

                                         [心の教育] 次世代へ勝負のタスキをつなぐ・・・すもう大会 新渡戸文化場所決勝 記念撮影2

                                         [心の教育] 次世代へ勝負のタスキをつなぐ・・・すもう大会 新渡戸文化場所決勝 記念撮影3

2015年2月20日                                                          [体験/伝統文化/心の教育] 勝って強く、負けてたくましく・・・相撲大会 新渡戸文化場所 千秋楽

新渡戸文化小学校の『すもう大会』。本日ついに千秋楽。決勝の熱い戦いが小体育室で行われました。
低中高学年で分け、さらに軽量級・重量級に分けて取り組みを行いますが、それでも体格差がある取り組みもあります。体格差・体重差のある子に果敢に立ち向かい勝利を得たり、先手必勝の相手の作戦を読んで出会頭でかわすなど番狂わせや力強い投げ技などが随所に見られ、ハラハラする展開が数多くみられました。
保護者の方々も数多く観覧に訪れて頂き、卒業生の中学生も休み時間に駆け付けてくれました。

男子重量級は5年生が勝ち残り、恒例の“四股踏み”は5年の大関と関脇が脇を固めて見守る中、最後まで勝ち残った5年生の横綱が「よいしょーっ!」と四股を踏む例年にはない展開もありました。

惜しくも負けた子は悔しくて思わず涙がこぼれる子もいます。同じ思いが分かる子が背中をさすってあげる姿が中・低学年でも見られ、相手の痛みも分かち合う新渡戸のすもう大会の大事な部分を目にした気持ちになります。

新渡戸文化小学校のすもうの学習を通して、負けた者の悔しさも分かる強い文化の子がたくさん育っていて、来年の取り組み・成長が今から待ち遠しいです。

                                                         [体験/伝統文化/心の教育] 勝って強く、負けてたくましく・・・相撲大会 新渡戸文化場所 千秋楽1

                                                         [体験/伝統文化/心の教育] 勝って強く、負けてたくましく・・・相撲大会 新渡戸文化場所 千秋楽2

                                                         [体験/伝統文化/心の教育] 勝って強く、負けてたくましく・・・相撲大会 新渡戸文化場所 千秋楽3