学校概要 学校方針 policy

 

目指すビジョンvision

学校の役割 自立型学習者の育成 ・確かな学力認知能力 ・豊かな人間性 非認知能力

いつの時代も、人が学ぶ目的は「人生を豊かにするため」であることに変わりはありません。

初代校長・新渡戸稲造博士は、
「世に生まれ出でたる大きな目的は、人のために尽くすことにある。
自分が生まれた時より死に至るまで、周囲の人が少しでもよくなればそれで生まれた甲斐ありというもの」という言葉を残されました。

この精神からわたしたちは、教育の最上位目標を

Happiness Creator

と定めました。

自分自身はもちろん、周りの人もしあわせになるために考え、行動できる人に成長してほしい。
そのような願いを込めました。

そして、Happiness Creatorになるために学校が担う役割を、

自律型学習者の育成

としています。

自分で判断して学ぶ「自律型学習者」になるためには、社会に通用する確かな学力(認知能力)と、社会に所属して協働して物事を成し遂げるための豊かな人間性(非認知能力)の両方が不可欠です。

新渡戸文化小学校は、これからの時代をしあわせに生きるHappiness Creatorを社会に輩出するために、自律型学習者を育てます。

小学校 校長挨拶新渡戸文化小学校校長 杉本竜之

 新渡戸文化小学校は【しあわせをつくる人】が育っていく学校です。

 言葉は変われど、その精神は約100年前に森本厚吉が創立し、新渡戸稲造が初代校長を務めたころから変わっていません。知識を得るだけでなく、その知識をつかって自分を、身近な他者を、世界を幸せにすること。それが本校の変わらぬ精神です。

 2020年のCOVID-19から、この世界は予測できないうねりの中にあります。誰も経験したことのない事態に多くの人々が混乱し、社会全体が停滞しました。そこから少しずつ立ち直っていく現代は、“誰も先を予測できない時代”であると言われます。次の感染症や気候変動だけでなく、国際的な不安も訪れています。そんな時代を生きていくのが、他でもない今の子どもたちです。

 この予測不可能な時代においても、「自分には何ができるだろう」と問いかけ、自分を、他者を、そして社会を幸せにするような行動を起こすことができる大人。そのような大人が育っていく学校になるために、私たちは常に教育内容を見直し続けています。

 その1つが、すべての場面で子どもたちと共に掲げていく【12の学習者像】です。【しあわせをつくる人】になるためにはどのような力をつける必要があるのか、一人一人の個性を最大限伸ばすことを前提に、12の姿をつくりあげました。

【12の学習者像】には、点数で測ることができない非認知能力と呼ばれる力が大きく関わります。基礎学力を大切にすることを大前提としつつ、これらの能力が伸びていく環境をつくるために、2023年度は以下の3点を重点的に力をいれていきます。

 

①新渡戸独自の文化をつくる

聞く力・対話する力をベースとして、安心して学ぶことができる“新渡戸らしい”学校文化をつくります。

 

②プロジェクト型の学びをつくる

全教科において、ワクワク学びながら力をつけられるプロジェクト型の学びに挑戦していきます。3年生以上ではプロジェクト科がその中核を担います。

 

③「自分たちが社会をつくる」を学ぶ全校ミーティング

全校児童で学校の物事を決めたり、課題を解決したりしていきます。自分が社会を変えていくという主体意識のもとをつくります。  

新渡戸稲造は、教職員心得に「人の子を預る以上は親心を以てこれに対すること」と記しています。私たちの全てのベースとなるのはこの言葉です。どんな素晴らしい教育活動も、子どもたちが安心して通うことができる環境がなければ意味がありません。最先端で本質的の学びを、私たちはこの「親心」から実現させていきます。

 

教育に正解はありません。子どもたちと共に、そして保護者や実社会で活躍する新渡戸のサポーターの皆様と共に試行錯誤を重ね、よりよい教育を模索してまいります。

 

常に時流を読んだ本質的な教育を追い求め、悩みながら進み続けるのが、私たち新渡戸文化小学校です。

建学の精神Founding spirit

Veritas vos Liberabit

Veritas vos Liberabit

創立者の新渡戸稲造博士と森本厚吉博士が学んだアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学でも使われているラテン語の教育標語である「真理はあなたがたを自由にする」を建学の精神としています。

学生たちが生涯を通じて多くの真理を発見して、真の自由を手に入れることを目標とします。

創立者たちは男性も女性も等しく社会で活躍することを望んでおり、女子経済専門学校としてスタートしました。

女性活躍は現代の日本でも取り組んでいるテーマです。
広く国際社会を見ていた創立者たちの見識の深さを感じます。