学校方針
Policy
Vision
Vision
目指すビジョン
いつの時代も、人が学ぶ目的は「人生を豊かにするため」であることに変わりはありません。
初代校長・新渡戸稲造博士は、 「世に生まれ出でたる大きな目的は、人のために尽くすことにある。自分が生まれた時より死に至るまで、周囲の人が少しでもよくなればそれで生まれた甲斐ありというもの」 という言葉を残されました。
この精神からわたしたちは、教育の最上位目標を
Happiness Creator と定めました。
自分自身はもちろん、周りの人もしあわせになるために考え、行動できる人に成長してほしい。そのような願いを込めました。
そして、Happiness Creatorになるために学校が担う役割を、
自分で周りをよく観て、考え行動する
自律型学習者が育つこととしています。
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よりよい未来に向けて可能性を広げるためイメージを描いたり目標を設定したりできる人
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どんなことでも
まずはやってみる人 -
自分の意志で
よりよい選択ができ
その結果を受けとめられる人 -
自分が夢中になれることや
心地よく思えることを知り
それを愛せる人 -
どんなときでも
自分にできることに目を向け
自分やみんなを笑顔にする人 -
様々なことに疑問をもち
新たな視点で
「 」を生み出す人 -
自分の思いを
自分にあった方法で
場面に合わせて伝えられる人 -
人と人とがつながることに
安心と喜びを感じ
関係性を広げる人 -
ちがうことを
素晴らしいと思える人 -
人の思いに寄り添い
応援したり
勇気づけたりする人 -
自分のいろいろな面に気づき
自分の歩みを
ふり返ることができる人 -
「どうしたい?」と
自分の心に問いかけ
もう一度スタートできる人

Principal
小学校 校長挨拶
新渡戸文化小学校校長
杉本竜之
新渡戸文化小学校は 【しあわせをつくる人】が育っていく学校です。言葉は変われど、その精神は約100年前に森本厚吉が創立し、新渡戸稲造が初代校長を務めたころから変わっていません。
知識を得るだけでなく、その知識をつかって自分を、身近な他者を、世界をしあわせにすること。それが本校の変わらぬ精神です。
世の中が予測不可能であることは、COVID-19や不安定な世界情勢から明らかです。どんなときでも「自分には何ができるだろう」と問いかけ、自分を、他者を、そして社会を幸せにするような行動を起こすことができる大人。
そのような大人に育っていく学校になるために、私たちは常に教育内容を見直し続けています。
その中で私たちの指針となるのが、最上位目標であり私たちの存在目的でもあるHappiness
Creator=【しあわせをつくる人になろう】という言葉です。新渡戸文化小学校の特徴は、全ての教育活動はこの指針に向かっていることです。
そして、この目標に向かっていく土台として、子どもたちが自分で周りをよく見て、自分で考えて自分で判断する「自律型学習者」として学んでいきます。
さらに子どもたちともその想いを共有するために、しあわせをつくる人を12の姿で表現した
【12の学習者像】
を掲げています。
【12の学習者像】には、点数で測ることができない非認知能力と呼ばれる力が大きく関わります。基礎学力を大切にすることを大前提としつつ、これらの能力が伸びていく環境をつくるために、2025年度も引き続き、以下の3点を重点的に力をいれていきます。


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①プロジェクトの文化
全教科において、ワクワク学びながら力をつけられるプロジェクト型の学びに挑戦し、基礎学力と非認知能力の成長を確実に支えます。1,2年生では生活科が、3年生以上ではプロジェクト科がその中核を担います。また行事や特別活動など様々な場面でも、子どもたちが自律的につくりあげるプロジェクトのスタイルをベースとします。 -
②対話の文化
全児童が関わる全校ミーティングで学校の物事を決めたり、課題を解決したりしていきます。またクラス単位での話し合いや個との関わりでも、対話的な手法を突き詰めていきます。自分は受け入れられるという安心感と共に、自分が社会を変えていくという主体意識のもとをつくります。 -
③自律のための規律
子どもたちの自律には、自己調整機能が欠かせません。発達心理をベースとしたアプローチを全教職員が学び、発達段階に応じた成長の支え方を考え続けます。“規律”は語弊を生みやすい言葉ですが、自律を支えるために必要な要素を見極め、各教職員がそれぞれの子どもたちの個性を踏まえて対話的に関わっています。
新渡戸稲造は、教職員心得に「人の子を預る以上は親心を以てこれに対すること」と記しています。私たちの全てのベースとなるのはこの言葉です。どんな素晴らしい教育活動も、子どもたちが安心して学べる環境がなければ成り立ちません。心して通うことができる環境がなければ意味がありません。最先端で本質的のな学びを、私たちはこの「親心」から実現させていきます。
教育に正解はありません。子どもたちと共に、そして保護者や実社会で活躍する新渡戸のサポーターの皆様と共に試行錯誤を重ね、よりよい教育を模索してまいります。
Founding Spirit
建学の精神
真理はあなたがたを自由にする
Veritas Vos Liberabit
創立者の新渡戸稲造博士と森本厚吉博士が学んだアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学でも使われている
ラテン語の教育標語である 「真理はあなたがたを自由にする」 を建学の精神としています。
学生たちが生涯を通じて多くの真理を発見して、真の自由を手に入れることを目標とします。
創立者たちは男性も女性も等しく社会で活躍することを望んでおり、女子経済専門学校としてスタートしました。
女性活躍は現代の日本でも取り組んでいるテーマです。
広く国際社会を見ていた創立者たちの見識の深さを感じます。