2022.07.12
【プレゼン資料公開】説明会を開催しました!
少し前の話にはなりますが、6月11日、新渡戸文化小学校の2023年度入学向けの説明会を開催しました。第4回目となる今回は、対面式での説明会となりました。英語教育やVIVISTOPの取り組みについてのご紹介、初めての試みとなる受験内容やその意図についてご説明させていただきました。
当日公開された内容を、資料と併せて公開させていただきます。
今回の説明会は、杉本竜之校長からのお話に加え、本校の教育の特徴、英語教育、VIVISTOP、受験について1時間半にわたり、ご説明差し上げました。ご一緒に来校くださったお子様には別のクラスで簡単な体験授業を受けていただく中での、説明会でした。
杉本竜之校長からは、本校の「10の強み」と題して、1学年3教員のチーム担任制や、プロジェクト型学習、1人1台のiPad整備、「にとべごはん(給食)」、アフタースクールなどの説明がありました。特に、これら10の強みを貫く教育については、「子供が主役」であることが基軸となっており、子供が自律的に考えたり、自らの興味を発揮し、その課程で自己肯定感を養っていったりすることの大切さを強調させていただきました。毎年子どもに対して実施するアンケートからは、数字の上昇によって、少しずつではありますが、その結果を証明できていることをご説明いたしました。
遠藤崇之校長補佐からお話させていただいたのは、本校の教育の特徴です。先生から教えてもらうだけではなく、子ども同士で学びあうことにもまた重きを置いているという説明をさせていただきました。教室での学びについて、課題について解き方や答えを発見した子から、別の子を自ら教える、教えることでまた学ぶ、という学びのスタイルをご紹介させていただきました。
新渡戸の大きな特徴でもある、プロジェクト科についても説明をさせていただきました。プロジェクト科は、一般的には「総合的な学習の時間」などと呼ばれる教科です。自らゴール設定をし、そのゴールを達成するには、何が必要か、何を試したいか、それを自らが考えていく学びであることを説明させていただきました。
当然、そこには教科学習と同じ学びがあります。例えば、グラフを読まなくてはいけないとなれば算数の力が必要ですし、誰かに話を聞きたいとなると、その人に対してコミュニケーションをする必要に迫られ、国語の力が試されます。相手に分かりやすく説明するためにはどうしたらいいか、という交渉力も養われるはずです。こうした取り組みから、文字通り「総合的な」学習となることを、ご説明いたしました。
英語教育については、英語専科の山ノ内からお話させていただきました。当校で大切にしている英語教育は、「話す」「書く」「聞く」「読む」力はもちろん、「世界市民マインドの育成」というポイントです。
例えば、英語を担当する海外出身の先生に対して「なんでそんなに日焼けしているの?」と聞く子どもがいたときに、偏見や差別より前に、肌の色ということを知り、その人と会話し、違いを受け入れていく姿勢を学ぶといいます。
今年3、4年生が学んでいる「世界の給食」では、インドの給食スタイルを写真で見せると、「床に置いてある!」「スプーンがない!」といった発見があります。それを英語を使って、少しずつ会話していく。「リピートアフターミー」で、同じ台詞を繰り返す授業よりも、「話したい!」と思える機会を作ることを主軸においています。山内が申し上げた「間違いを指摘するよりも、間違いから学ぶ授業」というのは、英語のみならず、当校のすべての授業において大切にしている姿勢かもしれません。
VIVISTOPについては、山内佑輔からお話させていただきました。最近では、アフタースクールのくつ箱を皆で作ったお話を交えながら、最新の3Dプリンターやレーザーカッターについて紹介させていただきました。一方、あくまでこれらは「道具」のお話。プロジェクト科と同じで、子どもが「何をしたいか」が大切であり、それをかなえるためにVIVISTOPが存在しているということをお話させていただきました。
入試については、今回からの初めての取り組みとして、過去実際に試験に出た問題をお目にかけながら、その意図などを説明させていただきました。当校の入試では、いわゆるペーパーテストによって「能力」の多寡をチェックするといったことに重きをおいていません。大切にしているのは、「友達との協同」「家庭と学校とのマッチング」です。当校の目指す方向に共感してくださる親御さんがいてこその学校運営であり、それがなしえなければお互いが不幸になってしまいます。友達との協同については、先生から何かを一方的に学び、それを実行するのではなく、友達との会話やチームワークを通じてこそ、そのあと生きていく上で大切な力を身につけられると考えるがゆえのポイントです。校長補佐の遠藤からは、いわゆる受験”対策”は不要であり、読み聞かせをすることや、外に一緒に遊びに行くこと、そうしたことを通じて、会話をしながらその子らしさを伸ばしていく、という生活を送っていただいた上で、受験にいらしていただきたい旨、お話させていただきました。
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